Archive for the ‘書評’ Category

書評004: ウフ.2008年4月号

2008/03/30 Posted in 書評 | コメントは受け付けていません。

完全に表紙の人目当てで買い出して早1年。文章目当てに切り替わってたけど、いましろたかし、せきしろの連載が終わっていき、森三中大島の連載も終了。残りの連載が恋愛かセックス絡みの小説(しかも年齢層が高め)が多くてイマイチピンと来ないので今後が心配。 そんななか、鋭い視点で書く書評エッセイと、ハリウッド女優について書くエッセイが面白いので出来る限り続いてほしいなあ。 250円と安いけど本屋でほとんどみかけないので、気になる人はamazonでなんか買うついでに買ってみるといいと思います。 ★★★☆☆ amazonへ

書評003: 狂気という隣人-精神科医の現場報告 / 岩波明

2008/03/30 Posted in 書評 | コメントは受け付けていません。

東京にある精神病院での出来事を中心に書く患者や医者のドキュメント。タブーに切り込んだ!的な面白がった書き方でも、過度に同情する人権派的な書き方でもなく、いい意味でドライでフラットな視点の書き方で現場の問題点や空気が良く伝わる内容。 丁度ニュースでもよく聞く刑法第三十九条についての問題提起もあって、読むタイミングとしては偶然にもベストで面白かった。 読む前はどうかと思ったこのタイトルも読んだ後はしっくり来る。表記だけ変えてごまかしてもしょうがない。 ★★★★☆ amazonへ

書評002: 隠された証言 / 藤田日出男

2008/03/30 Posted in 書評 | コメントは受け付けていません。

日航機墜落事故の本。元々突っ込みどころだらけの公式に事故原因として発表されている「隔壁破壊説」を、関係者のリークを基に元パイロット視点から書いた本。導入部分はわかりやすいけど、専門知識がある人が書いてあるだけに、技術的な解説部分になるとちょっと難しく、同じこと繰り替えし書いてる感で肝心の説明部分がちょっと冗長だった。 当然の感想だけど、事故の再調査(というか本当の原因はとっくにわかっていて隠してるだけだと思う)は是非してほしい。 ちなみに事故機のブラックボックスの音声は結構ネットで流れてる(Flashで飛行ルートがリアルタイムに出てるやつが凄い)ので適当に検索とかして一度聞いておくと、本の内容も入りやすいと思う。 ★★★☆☆ Amazonへ

書評001: フェルマーの最終定理 / サイモン・シン

2008/03/06 Posted in 書評 | コメントは受け付けていません。

紀元前のピュタゴラスの話からスタートして、主題のフェルマーにたどり着くまで数論の歴史を全部たどったんじゃないかって位のひっぱりよう。勿論、数論なんか理解できるわけないけども、証明するまでの学者のせめぎあいとかが上手く書かれてて面白かった。淡々とストイックに完全な証明を求める姿は手本にしたいところ。数論の本と言うか、数論学者の人間性の本。谷山=志村予想のエピソードが泣ける。 文中挿入される数式とか図の整理対称っぷりも見てて面白かった。 ★★★★☆